健康体操で終わらない為に

普段の何気ない動作。考えてみたことがありますか?

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窓を開く時、つい手だけで開けようとする。

モノを取る時もそう。

落ちたものを拾う時も腰から折り曲げる。

座る時もドスンと座る。

ダラダラと歩く。

電車待ちで立っていられない。

などなど。

 

本来的考えれば武術の動きに留まらず、茶道や華道、舞踊にも共通するモノがあると思うのです。
見た目も美しい立ち居振る舞いなどは、軸の安定、正しい姿勢につながっていることは間違いありませんから。

浅野師範「理に適うと、自ずから美しくなる」

理、それは物理であり、原理であり、真理でもあります。理合でもいいと思います。

理の最たるものは地球上の生きとし生けるものならば誰もが感じている「重力」であり、次いで重力下における「物理法則」であります。先述は天然自然の、元々在るものです。後述は、数々の偉人が発見した物理の法則ですが、それを応用する、という意味でもあります。

 

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動物はいつでも柔らかい。身体がこわばり始めると死が近い・・・。

 

 

窓を開く時、ついつい手だけで開けようとしますが、お腹から動かす。 モノを取る時もそう。座る時も決して、ドスンと座らず丹田から座る。 そして何をするにしても柔らかく、しなやかに動く。

基本は指先から力を抜く。最低限の力しか入れない。

立っている時、歩く時は足裏、足首の力を抜く。
普段の歩行でこれらと自分の軸を意識して歩くと、身体の感覚が違ってきます。
安定感が増して無理なく動けます。

 

動きも心も「理に適う。」

そのためには、まずは身体の緊張・力み・淀みが取れていることが肝要。
そうでなければ目指す「心の柔らかさ」は生まれないのです。

「物理(モノノコトワリ」と「心理(ココロノコトワリ)」ですね。

ただし、逆もしかり。
力もそこそこ抜けているのに、他人が接触するだけでもう身体がガチガチになってしまう。教室ではリラックスできているけれど、一歩日常生活に戻れば、すぐに緊張が舞い戻ってくる。

言われた通りに何も考えずに前に進むだけなのに、ついつい腕の力で「押して」しまう。
結果、技の理屈を再現できない。

これらは心が身体を緊張させてしまっているわけです。

それほどまでに心と身体は密につながっているのです。

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このソファーを使うと心も体も柔らかくなります(笑)

 

 

ただ、「条件の幻想」に惑わされてはいけません。

これが出来れば、あれを使えれば、力が抜けないから、覚えられないから、活かせないから・・・と「こうなれば満足」「こうならないから不満」という条件の幻想に惑わされてしまうと不満が募り、自分の心に陰をおとすだけになります。

こういった拘泥が沸き起こるたびに逐一、心から祓っていくのもまたひとつの「心の柔らかさ」を取り戻す方法だと思います。