中道は安定しない

悩みというものはプラスとマイナスの狭間に存在するから、生じる。

プラスかマイナスか、右か左か、良いか悪いか、その一歩をどちらへ踏み出さんとするか。

ゆえに「中道」は安定しない。

 

ならばいっそプラスかマイナスか、どちらかに偏ってしまえば悩みはなくなる。
安定する。

 

そういう意味では「中道・中庸」を重んじれば重んじるほど「悩み」が生じることになる。
ただ中央に立てば、プラスとマイナスがよく見える。

真の満足は何も無いのと同じ。無である。
しかし、人間は「空」の状態に至ることは甚だ難しい。

 

神とは自分である。
占事などでも「神」を立ててお伺いする的な形を取るが、それは不安のための備えである。

神社などでも「鏡」が置いてあるが、それと同様。

 

 

・・・・・とまぁ、本日の易の授業における李老師のコメントをまとめましたが、

真ん中に立っているからこそ悩むというわけで、
どちらかに偏ってしまえば悩みはなくなる。

それでいて「中庸」を目指すという大いなる矛盾。

 

 

状況は常に変わりますので、その中で陰陽のバランスを動的に取る。

言葉でいうほど簡単ではありませんが、それを体感できるのが太極拳ですね。