アンチエイジングの秘訣 「素直さ」

「身体の固さ」よりも「アタマの固さ」が足を引っ張る

・・・と書きましたがこれは本当に厄介です。

 

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ほんまち教室にて

 

新しいものに対する猜疑心、理解・実行できないことに募る不安、失敗への恐れ。
受け入れられないんですよね。結果、「我を通す」。
それをまた認めたくないものだから他人へ責任を転嫁してしまう。

はっきり申し上げてしまえば、「老い」の漂う中高年に多いパターンです。
防衛することに必死で、心が一歩も外に出られません。
常に千変万化する世の中に生きる以上、心の停滞は腐敗を生み、腐敗は病を招く結果となります。
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なんば湊町教室にて

 

単純な話、逆のことをすれば良いのです。
新しいモノを取り入れる、異なる意見を受け入れる、反発しない、我流に陥らない、固定観念に捉われないetc・・・
一朝一夕にできることではありません。
しかし、これらを心掛けることこそが、おそらく相当のアンチエイジングになると思います。
アタマの中身(≒精神)が、まるで細胞が代謝するようにドンドン新しくなっていくのですから、
それに伴う肉体への影響も相当なものだと。

逆に、自己の経験、築き上げた自負心もあり、異なる土俵においても一から学ぶ姿勢がない。
これは決定的に伸びないパターンです。

 

どれほどの経験があってもそれにしがみつかず、固執せず、
新たに学ぶことで驚くほど上達することも珍しくありません。

T師範は還暦を超えていますが、年齢相応に様々な武歴をお持ちです。
入門当初は50代でした。それなりに古傷も抱えておられました。
武歴や今まで得てきたモノをおくびにも出さず、李老師や他の高弟とともに黙々と練習を続けてこられました。

当初の技の固さもなくなり、今では柔らかさ、しなやかさを伴う技前です。
「力なんて要らない」ことを体現していますが、筋トレはとっくに止めています。
それでも体格は衰えていません。 古傷や身体の方も相当改善しています。

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なんば教室にて 李老師の指導

 

太極拳には日常動作がありません。
たとえば前に進むにしても、見た目は同じですが中身の「歩き方」が異なります。
だから「歩法」というのです。

それはまったく未知の、新しいことです。
そういう点では太極拳に入門するだけで「新しいモノを取り入れる」ことを
しているわけです。

そして、非日常動作をやるので当然ですがいきなり出来るわけもありません。
先生の言う通りやっているけど「ちょっと違う」みたいなことばかり言われる。
戸惑いや逡巡、不安など様々な芽が出てきます。
その芽の大きさや数こそが「アタマの固さ」の原因でもある「自我」を表すものだと思ってください。

摘み取って捨てていけばいくほど、いっしょに「老い」も捨ててると考えれば良いと思いますよ。