いま、ここのわたし  現在の自分を観る

日々の仕事や生活はとても大事ですが、それに埋没してしまうのは逆に良くないことだと思います。

月に何度かでも、太極拳の練習に来るだけでそれらから切り離された別世界にいることができます。
それもとても大事なことだと思います。

仕事や生活でついつい考えてしまうのは何か?
過去のことと将来のこと。
そして、ついつい想ってしまうのは後悔と不安だけだったりしませんか?
過ぎ去ってしまった過去。これから来るであろう未来。
どちらもどうしようもありません。

太極拳の教室で練習に没頭することは、今、ここにいる「私」に集中することができるんですね。
過去も未来もありません。
教えに従って練習を積む、現在進行中の私に注意を向けることができます。
というよりは向けざるを得ません(笑)。

あとのこと、先のことを考えるというのは、実はかなり無駄でエネルギーを浪費してしまう
行為なんだそうです。脳は必要以上にエネルギーを消費して必死に悪い要素ばかりを拾い集め、
心にも負担が大きい。

人間、常に明るい未来を考えていられるわけじゃありません。
といって思い出にばかり浸っているとどんどん心身の老化が進んでしまいます。

あとのことでもさきのことでもない、今ここの自分について注意を向けることが
脳疲労や心の負担を取り除く方法として最適だそうです。

 

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また、過去のことも先のことも、「今の私」の状況によってコロコロ変わってしまうのです。
今の私が満ち足りてウキウキしているのならば、どんな過去でも肯定されてますし、
どんな明るい未来でも夢想できます。
今の私がどん底で壊滅的ならば、すべての過去は後悔に満ち溢れ、未来は「一寸先は闇」と
化してしまうのです。

ようするに、今の自分があってこその過去であり未来であります。

ここ最近、有り難いことに呼吸法について何度も何度もやってますが、これが大事なんですね。
何とかブレスのように変な負荷や腹圧もかけない、意図的になりすぎないナチュラルな呼吸を
目指した内容なので(手ごたえがなさすぎて)けっこう難しいと思います。
しかし、養生法としても武術としても基本中の基本どころか、

地球に生物が誕生して以来、「生命体」として生きるための基本です。太極拳150px-Fluid-filled_alveolus2_ja_svg

そして、呼吸は今ここにいる自分自身に注意を向けるための最適なトレーニングでもあることは
言うまでもありません。
身体の内から外へ、外から内へ、ほかの誰でもない「自分のカラダ」が今まさに呼吸をしているのです。

何も意図しない、無理やりコントロールしようとしない、手ごたえも求めない・・・
ちょっと「物足らなさ」に我慢できないかもしれませんが、物足らないのは
自分のカラダの感覚が鈍いこととほぼ同義だったりします。
現代人なら仕方のないことなんですけどね。

今の自分を感じて、自分を取り戻す。

よく「深呼吸して」とか言われますが、
それは逆に深く吸って吐かないと今の自分を取り戻せないということです。

普通に自然に呼吸することができるようになればそんな必要もないでしょう。

本当の呼吸を学びたい、ご興味のある方はどうぞお待ちしています。