「たすき反り」 65年ぶりの技

十何年ぶりの日本人横綱が誕生しましたね。喜ばしいことです。

ただ、今の大相撲は「勝ち負け」に終始している「スポーツ」に落ちぶれた果ての結果、でもあるかと。

相撲がスポーツと違うというのは、本来的には神事の要素を持つという歴史的な背景だけではなく、また「どちらが先に土俵に身体が着いてしまうか」という判定でもなく、借り物の言葉で恐縮なんですが『それ以前に相手を捉え、相手を支配して勝負は決まっているという勝負の綾を感じているかどうか』という。

戦わずして勝つ次元、あるいは「神武不殺」ですかね。「横綱相撲」というのもある意味そうかもしれません。

さて、1/20の話ですが、

〔初場所十三日目〕宇良、天風を「たすき反り」で白星。
十両では初。幕内では昭和27年春場所での参考記録があるのみ。

だそうです。

襷反り[たすき反り]
相手の差し手のヒジを抱えて、その下に潜り込んで腰を落とし、一方の手で相手の脚を内側から取って、
たすきをかけるようにして相手を後ろに反って倒す技。

決まり手のうち「反り手」のカテゴリーにおいて類似した技に「撞木反り」があり、柔道では肩車、レスリングでは飛行機投げが近い。これは八卦掌や太極拳にも似たような技がある。

これ、T師範が上手いんじゃなかったでしょうか。